新川と海が交わる河口に不気味な水之精なる摩訶不思議なモニュメントを発見【西区五十嵐】
不気味なモニュメントがある施設は新川河口排水機場という公共施設だった
どんより曇りの中途半端な天気のある日の事。
新川沿いを402号線に向けて何気なく走っていたら、ふと変な違和感たっぷりのごちゃごちゃっとした物が視界に入った気がした。
気になったので車を引き返して見に行ってると・・・

ここだ。やはり何か不気味なモニュメントがある。
入るのもはばかるし、入っていいのかもわからないが、気になって仕方ない。
中に人がいたので一応断って入らせてもらった。すると・・・
な、なんだこれは!?

ちょっと官能的だし(汗)。
西区の田舎にこんなのがあったなんて。
どうやら「水之精」というらしい。

角度を変えて鑑賞してみる。

全方位が手抜かりなく作られている模様。



こちらは尻メインになっちゃってる。

うーん、誰が何のために、何を思って作ったのだろう。
当時の地図やら説明だかみたいなもの。



作者は誰だかわかりませんでした。
それっぽい書かれているものや刻印などが見当たらないんですよね。
こんなの作るのは有名な人なのかなという気がしますけど、必ずしもそうではないかもしれませんし。地元の人たちが集まって、何かの思いのもとに心を1つにして作ったのかもしれないし。
どういう狙いでこれを作ったのか知りたいです。
このモニュメントがある場所は
見た感じの雰囲気は工場か行政みたいだけど・・・帰宅後、調べてみる。
するとどうやら、ここは行政の施設で、名前は「新川河口排水機場」。
え、排水機場って何??
初めて聞きました(汗)
という事でもう少し調べてみると、川の水を強制的に海へ流す設備!
らしい・・・。
そんなの必要なの?と一瞬思いつつ、本格的に気になってきたので、夢中で調べ続ける。15分以上経過。
ふむふむ・・・。
新川はふだんは排水ポンプを使わず、自然に流れていますが、洪水時には自然水門をとじて、ポンプで排水されます。
排水量は240m3/毎秒と、日本最大級で、世界でも類を見ない排水機場です。
ポンプの羽根は直径4.2m、横軸・電動ポンプでは日本最大です。
立軸・エンジンポンプを含めると、第2位になります。
※日本に、4000mmクラスのポンプを持つ排水機場は、3地域(新潟県、愛知県、江戸川地域)しかありません。
出典:新潟県公式サイト
だそうです。
つまりは簡単に言うと、
洪水など非常事態の時などに、水門みたいのを閉めた上で、機械によって強制的
に海へ水を流す、そういうことらしい。
という事は、全国のトップ3に入ってると言っていいんですかね。
なんだか誇らしい。
ところで排水機場って必要なの
必要だそうです。
色々読んだのですが、すごく簡単に説明すると、「西蒲原地域には、周辺の川や海よりも土地が低くなっている部分があって、勝手に水が出て行ってくれない」と。
だからこういう施設がないと農業にとって大変なんだよ、というみたいです。
設置されてから40年経過していて改修工事中だそうです。
という事は今までもこれからも必要な設備という事なんですね。
結局この不気味なモニュメントは、「水の精」というタイトルから推測するに、この施設ができた時に守り神的なニュアンスで作られた物なんでしょうかね・・・。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません