湊稲荷神社は回る高麗犬に足を縛られたお稲荷様と珍しいものだらけ

2020-05-03

中央区の下町(しもまち)地区にある湊稲荷神社をご存知でしょうか。

新潟市では結構有名な神社らしいのですが、僕は最近まで存在を知らなかったのですが、

  • 回る高麗犬
  • 足を縛られたお稲荷様

という、珍しいものが2つもある神社なんですよ。

アクセス

場所

湊稲荷神社があるのは、その名のとおり中央区稲荷町。いわゆる下町(しもまち)地区です。

場所は初めてだとちょっとわかりづらいと思います。

僕は事前に地図で調べて行ったのに少し迷いました(汗)

すぐ近くにある「みなとぴあ」の駐車場を起点にすると、一直線なのでわかりやすいので、その道順を書いてきます♪

まず、駐車場の前からまっすぐ伸びる、キレイに整備された早川掘通りを進みます。

途中で二またに分かれてるので、右の細い方へ進みましょう。

あとは1分くらいそのまま歩けば到着です。

木々がたくさん見えて来たらそこが湊稲荷神社です。

ここをもうちょっと行けば正面入り口に。

到着♪

なかなかの立派な構えです。

駐車場

観光サイトなどを見た限りは駐車場は無しとなっているのですが、駐車場の看板が出ているのでありそうです。

どうも、ここを入って行った先が駐車場っぽい。

進んでみたのですが、とくに白線が引かれてたりはせず、アスファルト舗装された敷地という感じ。

本当にここに停めて良いのかちょっと迷う雰囲気の場所でした。

看板出てたし、大丈夫そうな気がするんですけどね。

ちなみに僕は徒歩で行きました。

駐車場はないと思ってたので、古町のコインパーキングに停めて他の用事を足しながら結構な距離をテクテク歩いて行きました。

いざ境内へ

では中に入っていきましょう♪

弥彦神社や白山神社にはかないませんが、一般的な神社としてはそこそこの広さと雰囲気があります。

境内に入ると、まずは手を洗うところや百度石なるものがお目見え。

回る高麗犬

ではいよいよ、回る高麗犬を見てみたいと思います。

左右1体ずつの合計2体あります。

その昔、遊女たちが始めたのが由来だそうで。

お客である船乗りたちが去って行かぬように、港に足止めさせるための西風を吹くように、高麗犬の頭を西に向けて海が荒れて船出が出来なくなるように、願掛けをしたと言われているのだそう。

左の高麗犬のわきにお賽銭箱があるので入れて、

願い事を念じながら・・・

男性は右の高麗犬

女性は左お高麗犬

を回します。お間違えないように。

たしかに向きが変わって一回転しているのがおわかりいただきますでしょうか。

そこまで重くはなく、女性やお子さん、ご年配の方でも問題なく回せると思います。

読み間違えて、どっちの高麗犬でも良いから男性は右周りに、女性は左回りに回す、などと解釈する人もたまにいるみたい。

お稲荷さま

お次はお稲荷様です。

見た目からして珍しさ抜群。こんなお稲荷さま見たことない!

足の周りにたくさんの紙やらヒモやらが結び付けられまくって大変なことになってます。

その昔、浮気者の夫をもつ妻が、夫が浮気相手のところに行かない様にと、夜中にお稲荷様のところに来て足を縛ったことが由来だそうです。

「願掛けの麻ひも」というらしいですが、お稲荷様のすぐ奥の建物にあります。

せっかくなので、真ん中の大きいお賽銭箱にも心ばかりのお賽銭を入れて、参拝しました。

やり方を書いてくれてるので助かります。年に1、2回しかやらないから、覚えては忘れを繰り返しで。

初穂料袋に200円を入れて、お賽銭箱に投入。

「願掛けの麻ひも」をゲット。

すでにグルグルで結び付ける余裕があまり無さそうですが、とにかくやってみたいと思います。

限られたすき間になんとか願掛けの麻ひもを通しました。

これをグルっと回して結びたいのですが、長さの余裕がありません。

何とかギリギリ結びました。

お稲荷様は2体いるので、どちらか結びやすそうな方に結んでみてください。

御神水の池

「御神水の池」というものもありました。

あとで気付いたのですが、これも中々面白いもののようで。

読んでみると、心身の穢れを人形(ひとがた)に移し、御神水の川に流すことでキレイに清めていただけるとのこと。

水みくじなんてのもあり、なんと御神水に浮かべると文字が浮かび上がってくるのだそう。

そんなことが出来たとは(汗)

訪問時は写真を撮ることに夢中でよく読んでなかった・・・

記事を書いてる段階で初めて気づきました。

たしかに池をみると、人の形をした紙が浮かんでいたり、おみくじの紙がくくり付けられています。

こういういかにも神社っぽいイベントはやりたかったな~。

回る狛犬や足を縛られたお狐様のことしか頭にありませんでした(汗)

もし行かれるなら、ぜひともやって穢れ(けがれ)を祓って(はらって)もらいましょう。

人形流しの方法

人形(ひとがた)に三度息を吹きかけ、体をなでて「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら見ずに浮かべる。

水占いの方法

水みくじをひいて、御神水に浮かべる。すると文字が浮き出てくる。

人形・水みくじは奥の建物にあります。

おみくじや占いの種類が豊富

奥の建物では、願掛けの麻ひもの他にも非常に種類豊富なおみくじが用意されてます。

おみくじの種類がたくさんありすぎて楽しくなっちゃいます♪

その時求めていることに合わせて引いてみましょう。

おみくじが金色なのも何となく気に入ったのもあり、単純に運気上昇みくじをやってみました。

初穂料200円を横の穴に入れて、1枚引きます。

中にはおみくじと、キーホルダーのようなものが入ってました。

僕が引いたのは「凧あがり」という物のようです。

凧のように運気があがっていくという縁起物でしょうか。

おみくじに書いてあった内容は秘密です。

まとめ

新潟市中央区の下町(しもまち)地区にある湊稲荷神社をご紹介しました。

調べてみると情報が多数出て来たり、旅行サイトなどでも紹介記事があったりと観光スポットとしてわりと有名みたいです。

僕が行った時も訪問者を2人ほど見かけましたし。

ちなみに、雨の日は避けた方がいいかも。

願掛けの麻ひもが濡れたり、高麗犬回す際にも濡れてるでしょうし。

傘を持ちながらでは色々やりにくいですしね。

すぐ近くにみなとぴあがあるので、そこと一緒に回られるのが良いと思います。

場所が少々わかりづらいのでご注意を。