朱鷺メッセで確定申告をやってきた体験談と最大限時短するためのコツ【2019版】
2018年分の確定申告をする親戚のお供で朱鷺メッセに行って来ましたが、かなり大変でした。終わった時にはグッタリ(汗)。
その時の様子のレポートと、実際やってみてわかったのですが、「事前にわかってたらもっと楽で低ストレスで早く終わったのに」ということが幾つかあったの記しておきます。
- 朱鷺メッセの確定申告会場の場所
- 会場へのスムーズな行き方
- 確定申告の流れ
- 事前にやっておくべきこと
- 確定申告に必要なもの
- 当日の様子
これから確定申告を行われる方は、ご覧いただけばスムーズに進められる筈です。少しでも早く終わって帰るためにどうぞご覧ください♪
朱鷺メッセの場所
万代島の先っぽエリア。佐渡汽船の手前のでっかいビルや、プリンみたいな建物があるのが朱鷺メッセです。
朱鷺メッセは広いけど、確定申告会場があるのは下の写真のコンベンションセンターの4Fマリンホールです。

外から見たらプリンみたいな形のとこ。あのプリンの中がマリンホールなので、そこを目指して進んでいきます。
入口はここ。C駐車場とD駐車場の間の交差点です。道路を挟んで向かい側に朱鷺メッセコンベンションセンターの入口があります。

左側に下の方だけ見えてますが、一番背の高い建物が、ホテル日航などがある万代島ビルです。
この正面入口から入った場合、入ってすぐ右側にあるエスカレーターを登ればマリンホール方向です。

これが万代島ビルという名称の建物。
朱鷺メッセの一部です。ホテルやレストランなどが入ってます。
この万代島ビル以外の部分をコンベンションセンターと呼び、この2つをあわせて朱鷺メッセです。
駐車場
駐車場はたくさんあり、A~Eまであります。
コンベンションセンターに一番近いのはC駐車場ですが、ここはおもいやり駐車場となっており、一般の方は停められません。
オススメなのは、DかE。
- 晴れの日はD駐車場
- 雨の日はE駐車場(晴れの日もこちらでもOK)
D駐車場は細長い形をしており、車でコンベンションセンターの入口近くまで入って来れます。そこまでくればコンベンションセンターの入り口は目の前です。確定申告会場におそらく一番近い駐車位置です。

D駐車場からコンベンションセンター方面を見た図。

反対の佐渡汽船方面を見た図。ときめきラーメン万代島があります。
D駐車場はコンベンションセンターの入り口に近くてオススメなのだけれど、屋根がないので雨の日だと朱鷺メッセに行くまでに濡れてしまいます。
なので、雨の日は一番奥のE駐車場(佐渡汽船手前)が屋根ありでオススメ。
少し歩くことにはなりますが、朱鷺メッセの入り口までは連絡通路、建物に入ってからはエスプラナードという朱鷺メッセの屋内通路の中を通って行けるので快適です。

朱鷺メッセのA~Eの駐車場は1時間無料です。その後は30分100円。
万代島ビルにある駐車場は20分100円で無料時間はなし。ただし、桃李などレストランは2000円以上の利用で2時間無料などのサービスがあります。
駐車場に関してさらに詳しいことは、以下の生地をご覧ください。
そもそも確定申告って必要なの?
ここでちょっと疑問です。
確定申告って、会社でやってくれてるから自分でする必要ないでしょ
と思いませんか? 私はそう思ってました。
1つの会社で働いてるだけで何の副収入もないんだから、会社がやってくれてるのではと。
これ間違いらしいんです(汗)。
調べてみたら、医療費控除は会社の年末調整ではやってくれてないらしいんですよ。
医療費控除とは。
医療費が多くかかった場合に、多くかかった医療費の分を所得税の課税対象から削減。その結果、所得税が安くなってお金が戻ってくるという制度です。
「今年は医者やその薬代でたくさん払ったな~」というときはお金が戻ってくるかもしれません。
この手続きはご自身で行わなければならないんだそうです。知りませんでした。
「そういえば、何年か前にケガで入院したから医療費たくさんかかったよ」というあなた。それが今から5年以内ならまだ間に合います。
医療費控除は過去5年間分まではさかのぼって行えるので、払い過ぎた年があった方はやってみると良いですよ。だいたい年間10万円以上医療費で支払ってたら戻ってくるお金があるはずです。
平成28年度分までは領収書が必要ですが、29年度分以降は「医療費のお知らせ」があればOKです。
確定申告の3つの選択肢
まずは簡単に確定申告の概要を。
確定申告には3つの方法があります。
- 会場へ出向く
- 郵送
- e-tax
e-taxは自宅のパソコンで行う方法で、マイナンバーカード対応のスマホか、ICカードリーダライタが必要です。やり方も複雑です。
正直言って、結構面倒です(汗)。
それに、面倒なのは良いとしても、やったことが合っているのか確認できなくて不安です。もし自分でやってe-taxで送信して間違ってたら不安だし、カードリーダーライターを買うお金もかかるので、毎年会場に行ってます。
現場に行けば係の人に確認しながら出来るので安心なんですよね。
朱鷺メッセに行くまでの労力と、待ち時間が大変ですが、その分確実性があって安心できます。
郵送での方法は、ご自宅のパソコンでインターネットから用紙を印刷し、そこに記入して郵送するというものです。このやり方でも結局e-taxの場合と同じように自分1人でやるので不安があります。
やはり会場に行く方が確実ですね。
確定申告の全体の流れ(会場までの道順と、全体の進捗)
確定申告手続きの全体の流れと、朱鷺メッセの入り口から確定申告会場までの徒歩ルートをご説明します。
全体の流れはこうです。
- 自宅で事前準備。必要な添付書類を用意。書けるものは書いておくと当日が楽。
- 朱鷺メッセコンベンションセンター4Fの確定申告会場へ行く
- 受付(係員が案内してくれます)
- 番号が呼ばれるまで待つ。書けるとこは書いておく
- 記入
- パソコン入力(係員を呼んで質問可能)
- 印刷して、会場の専用箱に提出書類を投函。控えは持ち帰る
受付で、自分が該当するところに印をつけます。そして待ってる間に書けるとこだけ書きます。わかんないとこは飛ばして、後で係員に聞きながら書いたりします。
詳しいことは後ほどまたご説明します。
確定申告会場への徒歩ルート

では横断歩道を渡っていざ朱鷺メッセの正面エントランスへ向かいます。先ほども示した下の画像のとこへ。目指すはプリン。

敷地入って右側に駐車場スペースが見えるけどここは一般は停められない筈。

入口を入ると、ご丁寧に看板が出ているのでわかりやすい。

右を向くとエスカレーター。これを登る。
この時点でトイレが漏れそうな場合は、エスカレーターの左奥に1FトイレへGO!
エスカレーターを上がると更に上の階に行くエスカレーターがあるので4Fまで行きます。

4Fに着くとエスカレーターの前がもう会場。ここが受付。
ここに係の方がいるので、その人に話しかけます。
というより、エスカレーターで上がってきたこちらの姿を認めると、ロックオンして寄ってきてで話しかけてくれます。そして、赤いクリアファイルに入った紙を渡されます。
確定申告の実施手順
さて、ここからが実際の確定申告の流れになります。
長いですが、どうか面倒がらずに読み進めてください。
なるべく余計なことは省き、かつ必要なことは詳しく書いたつもりですので、どうかご辛抱を。
会場案内票を記入します。

まずは、目の前の記載台で書けることだけ書きます。
受付の係の方に行う内容を相談してたら、印をつけてくれました。今回は親戚が土地を手放したので、3に該当する様です。
1、2、3の違いについて。
1は最短コースです。
以下の条件全てを満たす方のみが行える、待ち時間がなく一番早く変えれるパターンです。
- 1か所から給与をもらっているのみ
- 年末調整が済んでいる
- 医療費控除または寄付金控除のみを行う
- スマホ・タブレットをお持ちの方(スマホ・タブレットで申告を行う)
2は、1に該当しない方です。2か所からの収入がある方などもここみたいです。会社員だけどちょっと副業してるとか、何かしら他の収入がある方もこれに該当するっぽいです。
3は、家や土地、株を売ってお金が入った方や、新しく住宅ローン控除を受ける人などが該当するみたいです。
2と3の両方に当てはまるな~という方は3番になるようです。ちなみに3番の方が断然待ちが長めです。内容がちょっと複雑で、専門の係員が付いてくれて説明を受けながら記入したりするので時間がかかります。
書くとこだけ書いたら奥の待合い席に座って呼ばれるまで待ちます。
パッと見た感じ180席くらい。

2の人は右側の入口から。ほとんどの人がこっち。
3の人は左から。

3の方は時間がかかるらしく、割合は少ないはずなのに進みが明らかに遅いです。

2でも3でも、パソコン入力は基本自分で操作です。これが難しいんです。聞かないで最後まで出来る人はかなり優秀です。

以下の用紙を受付で渡されるので、書けるところをなるべく書きます。その分あとが楽になります。
源泉徴収票は確定申告に必須です。
最近仕事をやめた場合などは、やめた会社に連絡して事前に源泉徴収票をもらっておきます。会社によっては時間が掛かったりするので早めに連絡した方がいいですよ。
本来すぐ用意できて郵送できる物の筈なんですが、会社(つまりは総務や事務の人)によってはすぐやってくれなかったり、忘れてたりなどがあるんですよ。あってはいけない事ですが(汗)。
それで困るのはこっちなので、余裕を持って連絡しといて、しばらく待っても用意できないようなら催促のTELを入れるなりして、確定申告までに間に合わせましょう。
その他、記入時の留意点を書いておきます。
国民健康保険については、支払い用紙の領収書とかでも大丈夫。
生命保険(医療保険)は、一年間の金額などが書かれた紙がこの確定申告の時期までには保険会社から送られて来てるハズです。地震保険なども同様です。
待合い席にいる間に、必要書類を赤いファイルにまとめておきましょう。
待ち時間はたっぷりあるので、その間にできることを少しでもやっておくのが時間短縮のコツです。
全て終わって帰れる様になった頃には、朱鷺メッセに来てから3時間以上経過していましたよ(汗)。

もうこんな時間か~という感じ。グッと疲れました。ボーっとしながらエスカレーターで下におります。ボーっとしすぎて転げ落ちないように。一応手すりにつかまりましょう。
やっと帰れます。
朱鷺メッセでの確定申告コツ(時短のためのコツはここ)
確定申告が少しでもスムーズになるように、「こうすると少しは楽かな」と思ったことをここにまとめておきたいと思います。ご参考に。
ここにあることをやって頂ければ何もしないよりは絶対マシなはず。
必要書類は確実に用意しておきましょう。
確定申告には必要な書類が幾つかあります。
その時の内容により変わりますが、もし抜けがあると出直さないと行けなくなり二度手間です。本当に手間です。この混雑の中また来ないといけなくなるのですから。
必要な書類は確実に用意してから会場へ出向きましょう。
まずは源泉徴収票が必要です。
マイナンバーカードとハンコは持ってくるように言われました。ハンコは使いませんでしたが、場合によって必要になることがあるみたいです。
あとは医療費控除をするなら医療費のお知らせや、それがないなら領収書が必要です。添付書類として提出します。平成28年分までは領収書だったのが、平成29年分からは医療費のお知らせに変わってます。
- 平成28年分までは領収書
- 平成29年分からは医療費のお知らせ
- ただし、平成29~30年分の間は、医療費のお知らせ、領収書のどちらでもOK
その他の控除もそれに合わせて必要な添付書類を用意します。
不明な点は税務署(025-229-2151)に聞いて確実にしておきましょう。
「〇年分」というのは、実際に医療費や薬代を支払った日のことを差します。確定申告を行ったタイミングではありません。
早めに会場にいきましょう。
お昼休みは係員が順番に休憩に入り、人数が減ります。その分、進行が遅くなり、まち時間が増えます。そして午後からは混みます。
なので、狙い目は午前中のなるべく早い時間です。
理想は会場直後の9:00。
11:00以降とかに行くと、待ってる間に係員の誰かがお昼休憩に行くタイミングを迎えます。すると係員の人数が減るわけですから、さばける人の数が少なくなります。お客さんもたくさん来るから混んできますし、色んな要因で遅くなりがちです。
何時から並んでるのかまではわかりませんが、最初なら待ち時間も少ないでしょうし、混んでないから係員1人当たりが見る人数も少ないのですぐ聞けます。混んでくると係員に質問するのも順番待ちですからね(汗)。
医療費控除の計算は事前にやっておきましょう。
これを会場に行ってからやるのは大変です。家で広いスペースで落ち着いてやった方が数倍楽です。
平成29年分からは医療費のお知らせというハガキがあればOKですが、年末辺りの分はまだ発行されていない場合もあるでしょう。
その場合は確定申告の時期に医療費控除を行うなら、年末分は領収書から計算する必要があります。
医療費控除に関しては一年中行えるので、無理にこの時期に行う必要はないんです。医療費のお知らせが届いてから行うことも可能です。
医療費のお知らせに記載されている分の計算は不要です。
記載されていない月の分だけを、領収書から計算します。
全部の合計ではなく医療機関や薬局ごとの合計が必要です。医療費のお知らせがない月の分の、各医療機関・薬局ごとの合計を出さなくてはならないので、面倒なんですよ(汗)。
医療費の計算は、用紙を自宅でプリントアウトしてあらかじめ記入して持っていければ理想ですが、適当な紙にメモだけでもしておけば、会場では書き写すだけで済みます。
自分で書けるとこは書いておきましょう。
何でもかんでも、係の人に「ここをかいてください」と言われながら書いてると、その分だけ会場で時間がかかってしまいます。
待ち時間のうちに書けるところを書いておけば、その分会場でのやることが減り、時間短縮になります。自分でわかることだけ書きましょう。わからないところは無理せず空けたままにし、あとで聞きながら書きましょう。
申告に使う書類はまとめておきましょう。
会場に行ってからの話ですが、最後にパソコンコーナーに移動して自分で入力することになります。会場で渡される赤いファイルがあるので、パソコンの所に移動する前に、必要な書類を挟んで手に持っておくことをオススメします。
なぜなら、1人分のスペースは狭く、その場でカバンから書類を引っ張り出したりの動作がしづらいんです(汗)。隣の人にぶつかっちゃうかもしれないし、気づかないうちに何かを落としたりとかしたり。
トイレ
トイレは朱鷺メッセ内の色んな場所にあって便利です。
会場のすぐそばにもあります。
私もトイレに行きましたが、待合い席が混んでる時でも、トイレは空いてました。トイレについて心配はいらないと思います。
確定申告朱鷺メッセ会場の情報
- 期間:2019年2/18(月)~3/15(金)
- 時間:9:00~16:00
- 定休日:土日(3/3は開場)
- 住所:新潟市中央区万代島6-1 朱鷺メッセ4F
- TEL:025-229-2151(新潟税務署。ガイダンスで0番)
この期間は税務署では申告相談が行えないのでご注意ください。
個人的な感想
早く終わるかな~と思ってけどなんだかんだ3時間ちょっと朱鷺メッセに居ました・・・。
想定していたより全然大変でした。がんばって自力でやろうと思ってましたが無理ですね(汗)。係の人に全く聞かないで行えたらなら、それはかなり優秀です。
ちなみに数年前にも朱鷺メッセで確定申告していて、今回で多分2回目ですが、その時はもっとかかった記憶があります。
今回は3月の頭のお昼前に行きましたが、待ち席180席くらいのうちの1/4位しか埋まっておらず、まだマシな方だったと思います。それでも3時間少々かかりましたが(汗)。
終わって帰る時の14:30くらいには来た時の倍くらいの人数が待ってました。午後の方が混むようです。
数年前の時は待合い席が7割くらい埋まってた気がするんですよね。たしか、日にちは3/10頃で、時間も午後からだったと思います。早めに行かれた方が混まなそうです。
基本的に土日が休みなのが厄介なんですよね。平日だと仕事を休まないと行けないですから。開場している日もわずかにありますが、かなりの混雑するでしょうね(汗)。
医療費控除だけを行いたい方は3/15までの必要はないので、医療費のお知らせが全部届いてから税務署で行うことをオススメします。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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