新潟港の海底を通るみなとトンネルの場所や出入口の様子をご紹介

東区平和町と中央区西船見町を結ぶ、臨港道路入舟臨港線(全長3260m)の一部。

車道は対向車線と壁で仕切られており、片側2車線。

その車道の両側にこれまた壁で仕切られて、自転車歩行者道も壁で仕切られています。幅は3.5mで、24時間通行可能です。

海に近い側の自転車歩行者道を「海側」、反対側を「まち側」と呼ぶそうです。

全ての通路が壁で区切られた別の空間になっているので安全性も高いです。

車道を走っていると見える柵の付いた細い通路は歩道ではなく、点検用通路みたいな役割か、ドライバーが避難するときのため等でしょうか。

みなとトンネルの、陸上部分と海中部分を合わせた全長は1423m。

東区平和町と中央区西船見町を結ぶ、臨港道路入舟臨港線(3260m)の中の一部ということになっているのだそう。

最も低いところで、水面下24mという深さ。すごいところを走っているんですね。

みなとトンネルの場所

信濃川下流域、新潟港のかなり海に近い側です。

みなとトンネルの構造

プレストレス鉄筋コンクリート製の沈埋函(ちんまいかん)と呼ばれる構造体を、8つ連結して構成されているのだそうです。

1つの重さがなんと26000トンもあるそうです。重すぎてどのくらいなのか想像がつきません。

電車の車両10台分くらいですかね。もっとかな。

何だかよくわかりませんが、まずは筒が2本くっつけたような、例えるなら中が空洞になったブルボンのエリーゼみたいな道路部材をあらかじめ作る。

そしたら、それを8個も海に沈めて連結させてトンネルにする、という工法で作ったみたいです。

詳しいことは「にいがた土木構造物めぐり」というサイトに記載されています。

これ以上のことは僕の頭脳では読み取れませんでした。というかこの解釈も合ってるかわかりませんし(汗)

しかし考えてみると凄いことですよね。

海の中にトンネルを通すなんてどうやるのか。

上のサイトをよく読んでもいま1つ合点がいかないです。

みなとトンネルで中央区から東区へ

ではみなとトンネルで中央区の西船見町から東区の平和町へ行ってみます。

ここが中央区側のみなとトンネル直前の交差点。遠くにトンネルの入り口が小さく見えます。

交差点を過ぎてトンネルを目指します。もうすでに下り坂が始まってます。

トンネルに近づくにつれて、周りの景色が少しずつ上がっていくのがわかります。

この電光掲示板、ここまで来て大型貨物ダメと言われても、もう戻れないと思うのですが(汗)

両脇は完全に壁になり、まもなくトンネルです。

トンネルは目前。

端に見えるのは自転車・歩行者用通路です。両側にあります。

みなとトンネルにイン!

みなとトンネルは片側2車線で、対向車線とは壁で完全に遮られています。

下りと登りを錯覚する

みなとトンネルを走っていると、登り坂だと思っていたら下りだったり、その逆に感じたりすることがあるんですよ。僕だけですかね・・・きっと他にも居られるはず。

いずれにせよ、トンネル内はついついスピードが出がちなので気を付けた方がいいかもしれません。

トンネル内で事故るとより危険だと思います。

閉じられた空間だし、地上に比べて逃げ場が少ないし、後続の車も避けようがないしで。

みなとトンネルが当てはまるのかわかりませんが、全国にはトンネル内で距離感やスピード感に錯覚が生じて事故が多発しているトンネルがあるんだそうです。

速いスピードでカーブに差し掛かって転倒するなど事故が生じる例があるそう。

そういう原理で起きているのかわかりませんが、消防車が転倒する映像には驚きました。

同じ場所で複数回事故が起きてる場所もあるのだそう。

トンネル内は地上の道路とは違う何かがあるようなので気を付けたいです。

まとめ

みなとトンネルをご紹介しました。

今回記事を書くにあたって調べて、今まで全く知らなかったみなとトンネルのことを色々知りました。

工法とかまで知ったことで、みなとトンネルを通るのが怖くなっちゃいましたけど(汗)

プロフェッショナルたちが頑張って作ったんだから大丈夫でしょ」くらいに留めておいた方が良かったです。

僕は石橋を何度も叩いて確認してもっと叩いてしまいには壊しちゃうほど安全派なので、下手に浅知恵を付けて自分の頭で考えだすとダメですね。

ということで、みなとトンネルは西区・中央区~東区間の行き来にとっても便利なので使ってみてくださ~い(笑)