【会津さざえ堂】木像建築物では世界で唯一!誰ともすれ違わない一方通行の二重らせん構造を体験できる

福島県の会津若松市に、飯森山という、複数の歴史的な史跡やお店が立ち並ぶ有名な観光スポット郡があります。

ここが中々良いところで、ここだけでもちょっとしたおでかけコースとご当地B級グルメが食べれてしまうんです。

この飯盛山で、個人的には最重要と思われる欠かせないスポットが、今回ご紹介する会津さざえ堂です。

どんなところ?

正式名称は、円通三匝堂(えんつうさんそうどう)というそうです。赤さは16.5mもあります。

1796年に建立された木像建築物で、

中の階段が2重構造のらせん状で、登りと下りの人が合わない一方通行になっているんだそう。なんと、木造建築部としては世界で唯一だそうです。貴重ですねえ。

これにより、平成7年に国重要文化財に指定されたんだそうですよ。

いざ、会津さざえ堂へ

飯盛山に着いたら、徒歩で10分ほどかけてさざえ堂まで登らねばなりません。

登ると言ってもほとんどは平坦な道かゆるやかな坂で、最後に20段くらいの石段があるだけなのでそこまで疲れません。

一気に飯盛山の一番上まで登る石段もありますが、これは大変ですし、さざえ堂の位置は頂上よりも低いところなので、無理にこの石段を登る必要はありません。

飯盛山に入ってすぐのところに、自動で動くスロープコンベアもあります。有料です。

大人(中学生以上)250円
子供(小学生)150円

スロープコンベアの出発点の辺りを左に曲がり、歩いてさざえ堂へ向かいます。

鳥居をくぐって更に奥へ、平坦な道をしばらく歩いていきます。

この石段を登った先にさざえ堂が待ち構えているのが見えます。

たぶん、20~30段くらいなのでそこまできつくはないです。

さざえ堂に到着。

窓が斜めになっているなど、外観からして珍しい構造であることがわかりますね。

ということで、いよいよさざえ堂の中に入ります。

入口を入るとすぐ、さざえ堂の考案者、郁堂和尚の木像がお出迎え。

2重構造になっていると言われる、らせん階段を登って行きます。

木像の歴史的建造物ということで、底が抜けたりしないかすこし不安になりますが、どんどん登って行きましょう。

途中、お札のような物が多数貼られていて、コミカルに見えてきてちょっと安心。

そしてさらに足を進め、どんどん高いところに上がっていきます。

ところどころ薄暗い。

ちょっと雰囲気が変わりまして、どうやらここが頂上のようです。

ここなんですが、なぜか橋のようになっています。

先に進むにはここを渡るしかないのですが、ここが世界の境い目のような、怖いとまでは行かないのですが、何だか三途の川を渡るような変な気分です。

登った時と同じような風景ですが、一方通行なので初めて通る通路なんですよね。

途中に外が見えて高いところにいる事がわかります。高所恐怖症なのでここで一気に足がすくんでへっぴり腰に。早く下に降りたいとしか考えられなくなります。

やっと出口へ。さざえ堂の裏側になります。

グルっと回って正面に出て終了です。

さざえ堂の後、奥に進めば飯盛山を更に上に登ることになります。

上の写真の奥へと進めば、

  • 白虎隊十九士の墓
  • 白虎隊自刃の地
  • 白虎観音
  • イタリア記念碑

などなどがありらしいです。

白虎隊ファンならば見逃せるはずもない聖地のようなスポットかもしれませんが、我々の目的はさざえ堂だったので、罰当たりながらここで来た道を引き返して戻りました。

会津さざえ堂の情報

そんなに高い金額ではないですが、会津さざえ堂は有料の施設で、年齢により金額が変わります。

料金

大人400円
高校生300円
小中学生200円

世界で唯一の二重螺旋構造の建築物に入れると思えば高くないですよね。

時間にしてほんの5~10分くらいですが、内部は何とも言えない奇妙な空間で、せっかくなので自分の足で歩いてみるのが面白い思います。

こういうお堂っぽい建物の中に入れると思ってない人もいそう。

営業時間

  • 4~12月:8:15~日没
  • 1~3月:9:00~16:00

詳細情報

  • 定休日:なし
  • 駐車場:近隣に市営観光客専用無料駐車場あり
  • 住所:福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
  • TEL:0242-22-3163(有限会社 山主飯盛本店)

アクセス

飯盛山の場所や駐車場、アクセス方法などの情報をまとめます。

場所

49号線をずーっとひたすら進んで、会津若松自動車学校のT字路で南下するのがわかりやすいと思います。

とはいえ、曲線が多く単調な道ではなくわかりづらいので、ナビが必要になると思います。

駐車場

駐車場がちょっと厄介というか、結構探したのですが専用の駐車場はないみたいなんです。

下の写真は飯盛山に入ってさざえ堂に向かって歩いてたらたどり着いた場所なのですが、駐車禁止のようなことが書かれた看板があり、停めて良いのかダメなのかよくわかりませんでした。

飯盛山内のお店にTELしたところ、今なら「とらぞう」さんの駐車場に停められるとの事でそこを利用させてもらいました。

ただここも正式な駐車場ではないようで、いつまで大丈夫かわかりません。

そこで1つ見つけたのが、市営の観光客専用無料駐車場です。

飯盛山まで5分くらい歩くのですが、会津若松観光案内所に併設されている駐車場で、ここなら大丈夫そうです。ご参考までに。

個人的な感想

飯盛山にある会津さざえ堂をご紹介しました。

繰り返しになりますが、世界で唯一の木像の二重らせん構造の建築物という、レア度の高い観光スポットです。

有料なのがちょっと引っかかりますが、せっかく行ったなら外観の写真を撮って終わるのではなく、中に入ってみることをおすすめします。