瀬波温泉でゆで卵作り!噴湯公園の源泉でゆでてその場で食べる!

2019-10-27

瀬波温泉の噴湯公園のコラージュ

瀬波温泉に来たなら素通りできないスポット、噴湯公園をご紹介します。

ここは瀬波温泉が噴き出す源泉井戸がある有名な公園です。

有名な温泉地であり、テレビCMでも同じみの有名な旅館がいくつもあり、宿泊して温泉に入るイメージが強いですが、そればかりが瀬波温泉ではありません。

泊まらずとも見たり・食べたり、お立ち寄りスポットがたくさんあって楽しめる観光地なんです♪

その代表的な1つである、噴湯公園には、伊夜日子神社、奥の院、龍神の鐘など、見ておきたい物が幾つも集まってます。

では、噴湯公園がどんなところなのか詳しく見ていきましょう♪

 

どんなところ?

噴湯公園がどんなところか、その特徴を1分でご説明します。

特徴

1904年に噴出したと言われる源泉井戸がある公園で、瀬波温泉の代表的な観光スポットです。

またここには源泉井戸がただあるだけでなく、木でかこった温泉のお湯が流れるところがあって、そこに地元の民芸店で卵を買ってゆで卵が作れます。

ちなみにこれ、お湯の温度が高いので、温泉卵ではなくゆで卵になってしまうそうです。実際私がやったときもゆで卵になりました。たぶん、温泉たまごが作れた人は1人もいないんじゃないかと思います。

それもまた一興。上品な温泉卵もいいけれど、屋外で自分で作ってその場で食べるなら、ゆで卵の方が食べやすい。手も汚れないし器もいらず一石二鳥です。

卵は観光案内センター、虎屋などで売ってます。宿の宿泊者には無料で配られることが多いみたいです。

また、龍神の碑与謝野晶子の歌碑とか、少し登れば伊夜日子神社があります。瀬波温泉の観光名所なので、せっかく来たならここも一緒に見ていくと良いですよ。

どうです、瀬波温泉に泊まらずとも、訪れてみたくなりますよね♪

詳細情報

  • 住所:村上市瀬波温泉2-5-36
  • TEL:0254-52-5656(瀬波温泉観光案内センター)
  • 駐車場:あり

 

いざ、噴湯公園へ

噴湯公園から始まり、伊夜日子神社に奥の院まですべて行ってみたいと思います。

噴湯公園の源泉井戸の鉄塔

 

温泉たまごを作ろう

とはいえまずは、瀬波温泉に観光に来た体験価値の高さナンバーワンの、温泉卵つくりです♪

噴湯公園の温泉たまご作り場

お湯の温度はというと、

噴湯公園の温泉たまご作り場にある温度計

88℃をちょっと超えて、ほぼ90℃。かなりアツアツです。とてもじゃないけど手を入れられないほどの温度(汗)。一瞬でヤケドです。

なんとか温泉卵にしてやろうと思ってましたが、この温度ではまあ無理でしょう。ほぼゆで卵になること確定。

こちらは瀬波温泉観光案内センターで買った温泉たまごセット。
瀬波温泉観光案内センターで買ったネット入りの生卵セット

こんな感じの温泉たまごセットが瀬波温泉観光案内センターやおみやげなどが売られている虎屋、その他もろもろの場所で売られてます。

ネットに入ったまま卵をゆでて、出来上がったら袋に入ってる塩をつけて食べるとしましょう♪

 

与謝野晶子も訪れた

横を見ると、与謝野晶子が瀬波温泉に来たそうで、その時のことが書いてあります。

与謝野晶子を知らない人はいないほど有名な歌人ですよね。

とても長いので、実際に訪れたときに読んでみてください。

噴湯公園にある与謝野晶子の句

与謝野晶子は瀬波温泉滞在中の数日間で、40首以上もの歌を詠んだそうです。
噴湯公園の与謝野晶子の句が掛かれた看板

 

龍神様伝説

龍神の碑なるものがありました。

松の池 龍神の碑

松の池、なにやら聞き覚えがあります。

そう、瀬波温泉海岸にあった伝説のヘビさんがいた池が、松の池です。

龍神様伝説の全文です。瀬波温泉海岸には途中で終わってましたが、ここは伝説のフルバージョンが読めます。

噴湯公園の龍神様伝説の看板

むかしむかし、その昔。瀬波に温泉が吹き出る前のお話です。

松の池という小さな池に、地の神からつかわれたヘビが住みついて、何十年も、何百年も人々の暮らしをそっと見守っておりました。

ある日のこと、ふとヘビは思い立ちます。

「もっと力をもった龍神となって、この土地に恵をもたらせたい」

その日から、龍神になるためのつらい修行がはじまりました。

修行する姿を人に見られてはいけません。

何十年も、何百年も、ひとりぼっちで耐える毎日。

そして、ヘビはとうとう修行を終えて、地と水を司る龍神となったのです。

龍神になったヘビは嬉しくて、人々に会いたくてたまらなくなりました。

けれども、人々に神となった自分の姿を見せるわけにはきません。

そこで、自由に歩きまわれるキツネに姿を変えて、待ちに出かけたのです。

コーン、コン。コーン、コン。

瀬波に温泉が噴き出す前の夜、キツネの大きな鳴き声が、瀬波の町に響きわたりました。

実を言うとその鳴き声は、龍神がこの瀬波の地に恵みをもたらす合図だったのです。

翌日、石油を掘る井戸から、熱い温泉が吹き出し、以来、瀬波は上質で豊富な湯の出る町として栄え、今日に至ります。

静かな温泉街の夜の音に耳をかたむけてみてください。

龍神の声が聞こえるかもしれません。

何十年も、何百年も昔から、龍神はこの瀬波の地を、そしてここを訪れた人たちを、ずっとずっと見守り続けているのです。

 

ちょっと切ないような、ありがたいお話です。ヘビさんかわいいですね。何百年も、一人で辛い修行に耐えるなんてすごい。私も見習わないと。

 

伊夜日子神社

温泉卵の方は10分以上かかるみたい。

用意されていたカゴに卵を置いといて・・・ちょっと石段を登ったところに伊夜日子神社(いやひこじんじゃ)があるので、卵の出来上がりを待ってる間にササっと回ってきちゃいましょう♪

ということで、伊夜日子神社へ向かいます。

温泉卵を作るところの横に石段がありまして、これを登るだけ。

噴湯公園の温泉卵作り場のよこにある石段

左側のすぐそこに見えてるのが伊夜日子神社。

ふむふむ、上の方に行けば奥の院というのがあるんですね。

奥の院の看板

  • 瀬波温泉街と日本海が一望できる
  • 鳴らすと幸せになれる・・・?「龍神の鐘」がある

いいことが2つもあったら行くっきゃない♪

「鳴らすと幸せになれる・・・?」という疑問形がいささか気になるところではありますが。

 

まずは伊夜日子神社。
伊夜日子神社を石段の下から斜めに見る

伊夜日子神社を正面から見る

これだけだとちょっと物足りない感ありますが、まだ奥の院が残ってます。

あんな真っ黄色の目立つ看板を掲げてるのからして、奥の院がメインなのでしょう!

ということで奥の院へ向かいます。

 

奥の院

考えが甘かった・・・。石段の多いこと、その数180段。

ちょっと息を切らしながら登ります。

まあまあいい感じに疲れて奥の院に到着。

膝に手を置いてハアハア。ちょっと一休み(汗)。

「あ、もう温泉たまご出来てる頃だ」と、思い出しますが、階段疲れで半ばどうでも良くなってます。

こうなったらとことん茹でたガチガチの、人生で一番の固ゆで卵を食べてやる♪

今はとにかく、せっかく登った奥の院を堪能します。伊夜日子神社の奥の院

何やら玉を抱えた狛犬さんが2体が、左右からこちらを見つめてます。

近づいたらビーム放ってきそう。

 

龍神の鐘

そして龍神の鐘
りゅう

鐘を突く用の棒があるので、これで3つの鐘を叩きます。

幸せになると言われてるそうですが、龍神様はきまぐれなのだそう。

叩いたのに私がいまいち幸せになってないのは、そのきまぐれのせいなんですね。

 

うっそうと茂る草木に囲まれて、おばあちゃん家の近所の裏山的な絵づらですが、実際にここに立ってみると、わりとパワースポット感あります。何か神秘的なことが起きても良さそうな雰囲気がただよう。

目を閉じると、セピア色の風景が浮かんできます・・・

その年で一番の暑い夏の日の昼下がり。

セミの鳴き声が鳴りひびいてる中1人、童謡の中で語り継がれているあの音色を、龍神の鐘でかなでてみる。

「コーン、コン。コーン、コン」

すると扉の隙間から光が漏れ出てる!

おそるおそる扉を開けてみると、ビュウ~~~と、すごい勢いで風が吹き出して来て、思わず顔をおおう・・・

しばらくして風がやみ、ゆっくり目を開けてみる。

さっきまでいた瀬波温泉の街並みのようだけど、何やら雰囲気が違う。

わかった、ここは数十年前の、温泉街として栄える瀬波の街並みだ。タイムスリップしてしまったんだ!

あたり一帯がガヤガヤとにぎわい、笑顔で行き交うたくさんの人々。その中には、浴衣姿で塩引き鮭をほおばりながら歌を詠む与謝野晶子の姿が・・・

なんて。

「汝一人ここを訪ね、3頭の龍のただしき音色をかなでよ。すれば、扉いざあかん」とか、どこかに書いてないかな~(笑)

 

瀬波温泉の街と日本海が一望できました♪

噴湯公園から見える瀬波温泉エリアの風景

写真1枚で見ると微妙ですが、実際はもうちょっと見晴らしが良く、瀬波温泉の街並みを見渡せます。

 

アクセス

噴湯公園の場所などアクセス情報です。

場所

瀬波温泉観光案内センターから徒歩で、2、3分の距離です。

一応地図上では2、3分ですが、坂道ということもあり、歩いてみると少々キツいかもしれません。

実際には車で道を上がって噴湯公園まで行けます。

Googleマップを航空写真(簡略地図ではなく、実写の地図)木に囲まれて森のようになってますが、少し登ると広場のようになっており車も停められます。

きむらや、たこ吉、温ったか広場などがある十字路を山道を登るように入って行きましょう。

 

駐車場

ジャリですが、車が数台停められるスペースがあります。画像を撮り忘れて申し訳ない(汗)。

 

最寄駅・バス停留所

JR羽越本線村上駅が最寄り駅。その後バスで10分で瀬波海岸前バス停へ。

 

個人的な感想

瀬波温泉の噴湯公園と、そこに一緒に存在する伊夜日子神社、そして奥の院に龍神の鐘などをご紹介しました。

この公園に来たらなんといってもゆで卵作りです。

作ったから何というわけではないですが、やはり噴湯公園に来たからには温泉の源泉でゆで卵を作るというレア体験をしておくべきでしょう。

そうそう体験できることではないですからね。話のタネにもなりますし。

奥の院まで行って龍神の鐘を鳴らし、振り返って瀬波温泉街を見渡したらステージクリアです。

ただ、奥の院までは石段が180段もあるので、そこそこ疲れます。ヒールなど歩きにくい靴で来てしまった女性や、ご年配の方は男性でキツいでしょう(汗)。

その時の体調や気分で行くかやめるか判断するので良いでしょう。一番の体験はゆで卵作りですので。

とにもかくにも、瀬波温泉に着いたらまずは瀬波温泉観光案内センターに行くことをオススメします。

ここで瀬波温泉街の情報をゲットしましょう。訪れるべきスポットを再確認できます。

駐車場は広く、トイレもキレイ。

寄る価値は十分にあります。温泉たまごセットもここで買えます。ある意味、ここが瀬波温泉で一番重要なスポットかもしれません(笑)

 

ついでに寄りたいオススメのお店やスポット

瀬波温泉には寄るべきスポット・お店は噴湯公園以外にもあります。私のオススメをご紹介しておきたいと思います。

全部近い場所にまとまってるので、せっかく瀬波温泉に来たならあわせて回っておくと良いですよ。

四川飯店村上

四川飯店村上の陳麻婆豆腐

まず、お昼を食べるのは四川飯店村上をオススメします。

新潟市のメディアシップにも四川飯店はあるのですが、そこではなく四川飯店村上に行くことに意味があると私は思います。

広い駐車場があり、その奥に「四川飯店」と書かれた門があり、観光地気分を盛り上げてくれます。

また、龍泉という温泉と建物が一緒になってるんですが、ここいいんですよ♪

日帰りでもスーパー銭湯並みにサクッと入れるのに、けっこう本格的な岩風呂が楽しめる温泉なんですよ。もしお時間があればひとっ風呂浴びてみてください。

恋人の聖地 瀬波温泉海岸

そして、カップルで来たならぜひ見て行って欲しいのが、恋人の聖地モニュメントです。

瀬波温泉海岸は恋人の聖地に認定されており、認定されていることを表す石碑とモニュメントがあります。

新潟県にサテライトという補助的スポットも含めて4つしかなく、下越はここだけという貴重な場所です。話のネタにも1度は来ておいて損はない場所です。駐車場は観光案内センターが一番近いですよ。

眼鏡岩・道の駅笹川流れ

有名な観光スポット、笹川流れです。笹川流れと言ったら眼鏡岩でしょう。

笹川流れには眼鏡岩の他にも、恐竜岩・舞子岩・びょうぶ岩など、様々な名前のついた岩がたくさんあるのですが、その中でも有名なのが眼鏡岩です。海沿いの道から見えるし駐車場もあるので、これも見ておくべきスポットです。