新潟市の粗大ゴミの持ち込み可能な施設6つ!捨て方や営業時間まとめ

2019-09-20

新田清掃センターの建物内部。「持込」と書かれた看板が奥に。

新潟市には粗大ゴミを持ち込みしていつでも捨てられる、とっても便利な施設があるのをご存知でしょうか?

概要だけ先に言っちゃうとこうなってます。

家庭ごみ10kg:60円
事業系ごみ10kg:130円
出せるゴミ可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ゴミ、ペットボトル、古紙、缶、瓶、特定5品目
出せないゴミ産業廃棄物、家電リサイクル法対象、パソコン、排出禁止物

実は、これらの施設は粗大ゴミのみならず、燃えるゴミ、不燃ごみ、ペットボトル、ビン・缶、プラスチックゴミ、特定5品目まで、家庭で出るごみはほぼ全て持ち込みOK。

すごく便利なところなんです。

料金は有料ではあるものの激安。

営業時間も日曜以外は午前・午後ともに開いてるという利便性抜群の施設なんですよ。

ということで、新潟市に6つある粗大ゴミの持ち込み処理施設の、場所や料金、営業時間など、情報を全てご紹介します。

ゴミを出せる施設

田んぼ越しに遠くに見える新田清掃センター

新潟市にはゴミを持ち込める処理施設として以下の6か所があります。

  • 新田清掃センター
  • 亀田清掃センター
  • 豊栄環境センター
  • 新津クリーンセンター
  • 白根環境事業所(白根グリーンタワー)
  • 鎧潟クリーンセンター

お住まいの場所が新潟市のどの区なのかによって利用できるゴミ処理センターが決められています。とはいえ、どの区も4、5か所の施設が利用可能なので困ることは全くありません。

新田、亀田、新津、白根の4つは新潟市のどの区にお住まいでも利用可能です。

東区・中央区・江南区・秋葉区・南区・西区に住んでいる

  • 新田清掃センター
  • 亀田清掃センター
  • 新津クリーンセンター
  • 白根環境事業所(白根グリーンタワー)

北区に住んでいる

  • 新田清掃センター
  • 亀田清掃センター
  • 新津クリーンセンター
  • 白根環境事業所(白根グリーンタワー)
  • 豊栄環境センター

西蒲区・四ツ郷屋地区(西区)に住んでいる

  • 新田清掃センター
  • 亀田清掃センター
  • 新津クリーンセンター
  • 白根環境事業所(白根グリーンタワー)
  • 鎧潟クリーンセンター

料金

配送センターのコンクリートの床に山積みされた多数のダンボール箱
  • 家庭ごみ:10kgごとに60円
  • 事業系ごみ:10kgごとに130円

家庭の持ち込みゴミの料金は、ゴミ10kgごとに60円となっています。

10kg以下が60円、超えると120円、20kgを超えると180円、となります。

事業系の場合は10kgごとに130円です。

家庭のゴミか事業系のゴミかの判別には何か証拠のような物がいるわけではなく、口頭で聞かれて終わりです。だからと言って口で言えば家庭ごみと判断されるわけではないと思います。会社の制服を着て会社の車で来るなど、明らかに家庭じゃない場合などは「家庭のゴミです」と言っても認めてもらえないでしょう。詳細はTEL確認を()
新田清掃センターのレシート

2019年9月時点でも料金に変更はありませんでした。

この時に持ち込んだゴミが軽いものばかりだし量も少なくゴミの重量がゼロと計算されてしまいました。受付時と最後の計量時で重量が同じ1380kgで、正味の欄が0kgと記載されています。

こういう場合も10kg以下として計算されて、60円のお金がかかります。

ごみ持ち込み処理のシステム

横に並んだ、燃えるゴミ、缶、瓶、ペットボトルのゴミ箱

まずは各清掃センター施設を利用するときの流れや料金システムなどのご紹介から参ります。

全体の流れ

全体的な流れからご説明します。難しいことは何もなく簡単です。

おうちにあるゴミを自家用車に積んで、運転して各施設に持ち込んで置いてくる、というだけのシンプルな仕組みです。

超おおざっぱに言えば、車で行ってゴミを下ろして帰ってくるだけ。

  • 受付(ドライブスルー)
  • 自分でゴミを下ろす(唯一車から降りるのがここ)
  • 会計(ドライブスルー)

という流れです。

受付時と会計時に車ごと大きな台に乗って計量し、その差で出したゴミの重量を出します。その重量の大小により課金(10kg60円)される仕組みです。

車のまま施設内に入り、自分でゴミを下ろし、また車に乗ってお金を払って施設を出る。以上!

単純極まりないですね♪

お金と言っても激安ですのでご安心を。普通に粗大ゴミ回収に出す時の1/5~1/10くらいの料金で済みます。

私はもう20、30回くらい利用していますが、今回はたくさん出したから結構行くかも・・・ドキドキ・・・という時でも200~300円くらいでしたので、思っているより安く済むと思います。

家の前に出す通常の粗大ゴミ回収だと、タンスや机、イスなど幾つか出したら軽く1000円超えちゃいますからね(汗)。ダイニングテーブル的なのは危険です。机とイスが別々ですからね。シールがバンバン消費されます。

持ち込みはほぼドライブスルー

緑色に塗られた路面にオレンジ色でドライブスルーと書かれている

ゴミを下ろすとき以外は車に乗りっぱなしのほぼドライブスルー状態なんです。だから簡単だし意外と短時間で済みます。

はじめてのときは、

「あれ、もう終わり?」

という感覚に見舞われること間違いなし!

ゴミを下ろす時だけどうしても車から降りないとなりませんが、受付と会計はドライブスルー方式なのでなので楽ちんだし短時間♪

こんな便利すぎる施設を知らないのはもったいない限りです。

出せるゴミ

ほぼすべてのゴミが出せます。

  • 燃えるゴミ
  • ペットボトル
  • プラスチック
  • 燃えないごみ
  • 粗大ごみ
  • 特定5品目
  • 缶・ビン

地域のゴミ収集に出すときは上記のように分別が必要ですが、新田清掃センターに出すときには、ペットボトルとプラスチックの2つは燃えるゴミ扱いになります。

豊栄環境センターは乾電池、蛍光灯、水銀体温計は捨てられないのでご注意を。

そして向かう先は、

  • 燃焼
  • 破砕

という2つの道筋しかありません。なので出す側としてはとても楽です。上の箇条書きの赤字は燃焼へ、黒字は破砕に持ち込みます。

この2つの場所を回り、あとは係の方の指示に従うだけです。

初めてでも特に難しいことはなく、順路さえ間違えなければOKです。その順路もわかりやすく、至るところに標示や看板が出ているのでまず間違えることはありません。

燃えるゴミ・ペットボトル・プラスチックはすべてごちゃまぜにして構いません。

燃えないゴミ、粗大ゴミ、特定5品目、缶・ビンは分けて持っていき、あとは受付から終了まで、その場その場で係の方の指示に従います。

私が行ったときはいつも大きなカゴが用意されており、品目によってここへ入れて、あそこに入れて、などと指示されるのでその通りにします。

となっています。

ゴミを出す時には、90リットル以下の透明か半透明のポリ袋に入れて出すこととなっています。袋に入らない粗大ゴミはそのままでOKです。

古紙について

縛って積み上げられた古紙

古紙も各清掃センターで出せるのですが、新田清掃センターに隣接するアクアパークにいがたという施設に持ち込めば無料で出せます。

それも受付なども全く必要なく、プレハブ倉庫みたいなところに勝手に置いてくるだけの超シンプルシステム。なんの気兼ねもいりません。

お近くの方にはオススメです。紙類は結構重いので料金が加算されやすいですし。

詳しいことは以下の記事をご覧ください。

枝葉・草について

ヒモでしばってまとめられた細い薪

枝葉・草は持ち込みはできるのですが施設が限定されたり、条件があります。

まずもって事業系は持ち込むことができません。

また、適当にドサッと持って行って出すとかはダメで、以下のようにまとめることと決められています。

  • 長さ1m以内
  • 1本の太さ直径15センチ以内
  • 1束の太さは直径30cm以内
  • ヒモでしばるか、透明・半透明のポリ袋に入れる

そして出せるゴミ処理施設も以下に限定されています。

  • 亀田一般廃棄物処理場
  • 第4赤塚埋立処分地
  • 白根環境事業所

上記の各施設の受け入れ時間やその他基本情報は以下のようになっています。

亀田一般廃棄物処理場

  • 住所:新潟市江南区亀田1870-1
  • TEL:025-381-3501
  • 定休日:日祝
 午前午後
月~金8:30~12:1513:00~16:00
土曜8:30~12:1513:00~15:00

第4赤塚埋立処分地

  • 住所:新潟市西区東山123-1
  • TEL:025-239-2777
  • 定休日:日祝
 午前午後
月~金9:00~12:1513:00~16:00
土曜9:00~12:1513:00~15:00

白根環境事業所

  • 住所:新潟市南区臼井2135-1
  • TEL:025-371-5070
  • 定休日:日祝
 午前午後
月~土8:30~12:1513:00~17:00
受け入れ時間が各施設で微妙にことなるので注意が必要です。

出せないゴミ

出せないゴミもありまして、それは以下です。

  • 産業廃棄物
  • 家電リサイクル法の対象商品(冷蔵庫、テレビなど)
  • パソコン(パソコンリサイクル扱い)
  • その他排出禁止物

これらのゴミは出せません。この中で一般家庭で気にすべきは、家電リサイクル法の対象製品かどうかということくらいでしょう。

家電リサイクル法とは

家電リサイクル法は定められている物があり、大きく4種類あります。

  • エアコン
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • 冷蔵庫・冷凍庫・保冷庫・保温庫・ワインセラー
  • テレビ

これらは持ち込めませんのでご注意を。持ち込めるか判断に困るときは各施設にTEL確認をオススメします。

ゴミを持ち込みできる方

一応出して良い人が決まっており、

  • 新潟市在住の個人
  • 所在地がある事業所の方

となっています。要は、個人でも法人でも住所が新潟市内になければならないということですね。

注意事項や備考

黒板に書かれたCHECKという文字とレ点

ここでは留意事項や注意点などをまとめておきます。

ゴミ袋に入れる

ゴミを出す時は90L以下の透明か半透明の袋に入れて出す。粗大ゴミで袋に入らない大きさのものはそのままでOK。

指定ゴミ袋は不要

新潟市指定の燃えるゴミ・燃えないゴミなどの袋を使う必要はありません。

透明か半透明であれば何でもOKです。

粗大ゴミシールは不要

粗大ゴミに有料のシールを貼る必要はありません。

ただ、貼って出した場合もゴミ処理料金が無料にならないということ。つまりは貼るだけもったいないので、ご注意を。

家電リサイクル法に準拠する家電は出せない

黒板に白チョークで書かれたリサイクルマーク

上でも少し述べましたが、家電リサイクル法について少し解説しておきます。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機など、家電リサイクル法の対象品目、パソコン、その他排出禁止物というものがあるそうですが、それらは持ち込み施設には出せません。家電リサイクル法に準拠した処理が必要な製品となります。

パソコンは独自のリサイクルの仕組みがあり、基本的にはメーカーによる引き取りです。リサイクルマークが付いている商品は、購入時にその料金が含まれており、引き取り時に別途お金を払う必要はありません。

私も引っ越しの時に自分や家族所有の、色んなメーカーの古いパソコンが何台も出てきて困りましたが、すべて無料でした。現存するほとんどのパソコンにマークが付いてて無料で引き取りしてもらえるハズです。

つまり、リサイクル法に関わるものは出せないけど、一般的な家庭で出るゴミはほぼすべてOKです。

家電リサイクル法に準拠した処理とは、具体的には量販店などに引き取りを依頼することになります。有料です。

料金の内訳は、メーカーによるリサイクル料金と、業者による手配や配送料の合計です。1つの家電についてだいたい2000~5000円くらいです。

そのお店によって料金が多少異なると言われてますが、私も引っ越しの時に色んなお店にTELして見積もりを出しましたが、そう大きな差はないです。有名なところであれば。

無料回収業者の中には無許可で営業しているところあるようで、注意が必要です。

最初無料と言っていたのに、トラックに荷物を積み込んだ後に「無料では出来ない物もある」などとして高い請求を行う業者もいるそうです。また、そういう業者は正しい手順での処理が行えないため、不法投棄にもつながっているそうです。

その一旦を担わないためにも、ちゃんとしたお店に処理を依頼しましょう。わからない場合はお住まいの地域の自治体にTELするとどうすれば良いか相談にのってくれます。

タイヤは出せない

多数並べられたキレイなホイール付きのタイヤ

タイヤも持ち込みできない品目です。タイヤは通常の粗大ゴミにも出せません。

  • カー用品ショップ
  • ガソリンスタンド
  • 中古ショップに買い取り依頼

などが私がやったことがある方法です。

カー用品ショップはタイヤの引き取りをやっている所は多いですし、ガソリンスタンドもお店によりますがわりとやってくれます。昨年の持ち越し灯油なども無料で引き取ってくれたりするので、結構便利ですよ。

年末年始は激込み

門松、鏡餅、盆栽の模型が並んでいる

年末年始やお盆は激混みするので要注意です。

新潟市からも、ちょっとしたゴミはなるべく地域のゴミ回収を利用するようにして欲しい旨、公式サイトの方に載ってます。

100台以上並び、1時間以上の待ち時間になることもあるんだそう。

亀田清掃センターの渋滞の画像なども載ってまして、行列がすさまじいです(汗)。

年末やお正月の雰囲気ただよう時期に、もしもその列に並んでしまったら・・・大変です(汗)。

後ろに多数の車が続いていたら抜けることも難しいかもしれません。1時間も清掃センターの前で待つなんてイヤです。せっかくのお正月ムードが台無しに。気を付けましょう。

普段の平日などはほとんど待ちません。せいぜい2、3台くらいの待ちです。

各施設の場所や情報

新田清掃センターの破砕場の出口

新潟市のゴミの持ち込みができる各施設の住所や営業時間などをまとめておきます。

新田清掃センター

新通インターを降りてわりとすぐ。周囲を田んぼに囲まれた土地に存在。

すぐ隣にあるアクアパークにいがたでは焼却の熱を利用したスーパー銭湯があります。食堂も備えており地元では地味に人気のスポットで、年間パスポートも発行されているほど。古紙ゴミが無料で出せたりもします。

  • 住所:新潟市西区笠木3644番地1
  • TEL:025-263-1416

受け入れ時間

月~土 8:30~12:15 13:00~16:00(土曜は15:00まで。土曜が祝日の場合休み)

亀田清掃センター

東区から江南区に向かう途中の田園地帯にあります。

  • 住所:新潟市江南区亀田1835番地1
  • TEL:025-382-4371

受け入れ時間

月~土 8:30~12:15 13:00~16:00(土曜は15:00まで。土曜が祝日の場合休み)

新津クリーンセンター

新関から薬科大の方へ抜ける山道の途中。つまりは山の中にある感じ。

  • 住所:新潟市秋葉区小口1289番地1
  • TEL:0250-22-0917

受け入れ時間

月~土 8:30~12:15 13:00~16:30(土曜が祝日の場合休み)

白根環境事業所(白根グリーンタワー)

白根高校から小須戸方面に向かう途中。亀田製菓白根工場のほど近く。

  • 住所:新潟市南区臼井2135番地1
  • TEL:025-371-5070

受け入れ時間

月~土 8:30~12:15 13:00~17:00(土曜が祝日の場合休み)

鎧潟クリーンセンター

巻と潟東の間の辺り。農業大学校のほど近く。

  • 住所:新潟市西蒲区鎧潟12618番地
  • TEL:0256-76-2831

受け入れ時間

月~日 9:00~16:30(土日祝は16:00まで)

唯一日曜日も持ち込みできる施設ですが、西蒲区と西区の四ツ郷屋エリアにお住まいの方のみ利用可能です。

豊栄環境センター

新潟バイパス豊栄インターを降りてすぐ。

  • 住所:新潟市北区浦ノ入418番地
  • TEL:025-386-0909

受け入れ時間

月~土 8:30~12:00 13:00~16:30(土曜が祝日の場合休み)

持ち込みゴミの受け入れ時間の一覧表

各施設の持ち込みゴミの受入をしている時間と表にまとめておきます。

 午前午後
新田8:30~12:1513:00~16:00(土15:00)
亀田8:30~12:1513:00~16:00(土15:00)
新津8:30~12:1513:00~16:30
白根8:30~12:1513:00~17:00
鎧潟9:00~16:30(土日祝16:00)
豊栄8:30~12:0013:00~16:30

まとめ

新潟市の粗大ゴミから燃えるゴミ、不燃ごみから特定5品目まで持ち込める清掃センター施設6つをご紹介しました。

ゴミが多めに出たときは大助かりの施設です。引越しや大掃除で大量のゴミが出たときなどにここが無かったら、ため込んだゴミとともに数日過ごさなければなりません。

一度利用すると、一瞬で家の不用品やゴミがなくなる気持ちよさを知ってしまうとクセになること請け合いです。

デメリットしいて言えば一点だけ。

自家用車で自分で持ち込む必要があるということくらいです。

大量にゴミが出たときには、ぜひ使ってみてください。