新潟市の2018年の交通事故件数と死者数を調べてみたら多かった
平成30年の交通事故負傷者数・死者数を振り返る
ちょっと気になってふと、新潟市公式サイトの交通事故発生状況をを確認してみたところ・・・
2018年(平成30年)の交通事故死者数は26人。
これは前年の平成29年度の死者数を大幅に上回って約2倍(過去の件数は後述)。
これは、ここ5年の中で一番多い死者数だそうで。
平成30年10月末時点での各区の発生件数や負傷者数・死者数は以下の通り(ソースは新潟市公式サイト)。
発生件数 | 負傷者数 | 死者数 | |
---|---|---|---|
市全体 | 1318 | 1564 | 21 |
北区 | 137 | 180 | 2 |
東区 | 199 | 240 | 4 |
中央区 | 433 | 499 | 4 |
江南区 | 147 | 178 | 5 |
秋葉区 | 47 | 54 | 1 |
南区 | 46 | 51 | 2 |
西区 | 218 | 254 | 0 |
西蒲区 | 91 | 108 | 3 |
事故件数の割合的には中央区が断トツ多く、次いで東区と西区が同じくらい。
ところで、新潟市の一般道の交通量は、部分的に見ると全国でもトップクラスの場所があるって知ってましたか?
高速道路を除いた一般道の、全国のトップ10に3つも入っているんです。
全国の交通量のトップ10に、新潟市が3か所もですよ。
2位、4位、7位に新潟市がランクイン。
- 2位:紫竹山インター付近
- 4位:竹尾インター付近
- 7位:新潟西インター付近(黒埼インターからも近い)
どうですこの交通量の多さ。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
交通量の多い所が含まれるので、そこが事故現場ではなくとも地域の交通量が増え、その結果事故件数も増えているのでしょうか。
2018年は何か違うのか、原因については特に言及されてなかったけど、ゆゆしき事態なのは間違いなく。
自分が歩行者や自転車の時は、事故に巻き込まれないように、危険な状態に近付かないように気を付けつつ、車の運転時には今まで以上により一層気を付けて運転したいものです。
近年の年別推移
死者数は年によって多少増減があるものの、新潟市の交通事故の数は年々減少しており、長い目で見れば減少傾向にありました。
しかしそれが、2018年(平成30年)はちょっと増加が多いみたい(新潟市公式サイトから)。
年(平成) | 事故件数 | 負傷者数 | 死者数 |
---|---|---|---|
22 | 4007 | 4845 | 39 |
23 | 3701 | 4531 | 27 |
24 | 3457 | 4206 | 22 |
25 | 3208 | 3912 | 14 |
26 | 2573 | 3101 | 22 |
27 | 2184 | 2630 | 18 |
28 | 1922 | 2271 | 21 |
29 | 1798 | 2102 | 13 |
30 | 1318(10月末時点) | 1564(10月末時点) | 26(12/13時点) |
交通事故が多い時期と時間帯
新潟市、新潟県、政府広報オンラインの交通事故情報から、事故防止対策をまとめてみました。
新潟県全体では、12/1~12/7までの7日間に6件の交通死亡事故が発生し、県知事が交通死亡事故多発警報を発令。
日が短くなった事による視界の悪化や、寒さによる制動能力低下が関わるのでしょうか・・・と思いつつ、よくよく調べてみました。
全国的には、夕暮れ時に高齢の歩行者が死亡する交通事故が多発しているのだそう。
17~19時の、
- 夕暮れ時
- たそがれ時
- 日暮れ時
と呼ばれる「薄暮時間帯」の事故数が突出しているのだそう。
「薄暮時間帯」とは、警察庁が日没前後1時間のことをこう呼んでいるらしいです。
シーズンとしては、7月以降に増え始め、10~12月が最も多いとの事。
組み合わせとして圧倒的に多いのが、「自動車と歩行者」の事故。
また厄介なのは、この「車×歩行者」の事故は、横断歩道ではなく、本来横断すべきでない所を横断する時の事故が圧倒的に多いことだそうです。
運転者の側からすれば、本来ならば歩行者の横断がないであろう場所に危険があるということに。
つまり、事故を減らすためには、走っているあいだ常に気を付けてないといけなくなります。普段気を付けて運転していた人も、更に集中して注意を払わないといけなくなり、疲れてしまいます。
防止策としては、ドライバー、歩行者双方のより深い注意が必要との事。
事故を起こさないために出来ること
今回のデータや政府広報や県、市の情報を踏まえた上で、対策を自分なりに考察してみました。
まず、圧倒的に死亡事故が多いのが、
- 薄暮時間帯
- 自動車×歩行者の事故
だということ。これは覚えておきたいです。
そして今回はこの、薄暮時間帯の事故に焦点をしぼって考えたいと思います。
これを見て思うのが、なぜ自転車の事故より、歩行者の方が圧倒的に多いのか。
まずもって、自転車に乗っている人より、歩いてる人の方が数が多いのかなという気もします。
でもとりあえずそれは置いといて、他にも原因がないか考えてみます。
推測になりますが、歩行者の方が自転車に比べて、よりどこでも渡ろうとしたり、飛び出したりしやすい、という事は考えられないでしょうか。
歩行者は言うまでもなく、自分の身1つの状態なので身軽で動きやすいです。
自転車という大きなものにまたがり、車輪で走っている状態は、歩行中ほどは進む方向や急な動きが自由自在ではないです。
それに、車の側から見ても、歩行に比べて多少は動きに推測が付きます。
それに引き換え歩行者は、急に方向転換したり、運転者の見えないところから急に飛び出してくる可能性があります。
道路の端に木々や植え込みがあるなど、歩行者の存在が隠れてしまうような場所では特に、車に近い場所から歩行者が飛び出してくる可能性がある前提で、注意を払って走った方が良さそうです。
以上は車の運転者から歩行者が発見しづらいということですが、薄暮時間帯には、歩行者の方からも車を発見しづらい、距離感をつかみづらい、ということもあるかもしれません。
これらを踏まえて、僕なりの対策をまとめてみました。
- 常に歩行者の飛び出しを想定して運転する
- 早めのライト点灯
- こまめにハイビーム
- 薄暮時間帯は特にスピードを控えめに
- 交差点での巻き込み要注意
- 冬場のスタッドレスタイヤを早めに装着
早めにライト点灯しちゃいます。
歩行者が車に気づくためにも、ライトは早めに点灯したいです。
まだ早いんじゃないという暗さでも恥ずかしいとは思わずに、スモールで良いからとにかくライト点灯。薄暗い中でスモールで点灯している対向車と無灯の対向車では見え方が全然違いますからね。
歩行者に気づいてもらいやすく、距離感を測りやすい点からも有効と思います。
ほぼ夜になっているのに無灯火の対向車がいたことがあるのですが、本当近くまで近づかないと見えなかったりしますからね。
対向車がない時はすぐハイビーム。
暗い時間帯の事故が多いということは、歩行者をいち早く発見するためにもハイビームの多様がカギかもしれません。
一瞬だけでも照らして歩行者・自転車がいない事が確認出来ればそれだけでも違ってくると思います。
交差点ではいつも以上に注意します。
左折・右折する時の両方で、交差点を出るまでスピードをかなり低めにして十分に確認しながら走行しています。
後ろの車からは、「この車ずいぶんゆっくり曲がるな~」と思われてるかもしれませんが、知ったこっちゃありません。
交差点は本来徐行するのが当たり前です。
もしあおられでもしたら、とっとと警察に通報しましょう。
あおり運転に関しては法律が改正され、一発免許取り消しです。
ちなみに徐行って何キロくらいか知ってますか?
「すぐ止まれるスピード」と言われてます。警察に言わせるすぐ止まれるスピードとはだいたい10km以下のことだそうです。
交差点に入る前に隠しても、猛スピードで自転車や歩行者が来るかもしれない。そんな想像をしながら気を付けます。
新潟ではスタッドレスは必須ですね。
雪が降ってなくても路面が凍結したりもあるので、ノーマルでは危険度が格段にアップします。お金が厳しくてもなんとかスタッドレスだけは履かないと取り返しのつかない事になるかもしれません。
そうなっては後悔してもしきれないです。
自分が歩行者の場合は、反射版や首下げライトを活用が有効だと思います。
薄暗くても反射板がついていれば車のライトが反射して目立ちますし、首下げライトも目立ちます。光が強くて前方を向いたライトだと運転者の視界を邪魔しますが、下向きだったり光が弱めならばとても有効だと思います。
新潟は雪もあります。特に西区の内野エリアなどは、坂も多く滑りやすいです。中越や上越のように消雪パイプがないから雪も残るし、新潟市も注意が必要です。
自分が加害者、被害者になることのないよう、心に余裕を持ちつつ、周りに注意をおこたらずに運転、歩行しようと思います。
まとめ
事故の加害者だけには絶対になりたくないです。もちろん被害者にも。
- 薄暮時間帯の事故が多い
- 7月以降増え始め、10~12月が最も多い
- 歩行者と自動車の事故が多い
- 本来横断すべきでないところでの事故が圧倒的に多い
以上のことを覚えておき、特に注意を払いたいです。
急いでる時などでも、焦る心を落ち着かせて安全運転を心がけたいと思います。
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